11/24、11/25と新国立劇場中劇場にて行われた「ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2018」を観てきました。

三者三様の舞台で、それぞれの個性を堪能し、
2日目は、更にダンサーたちの気迫が伝わりカーテンコールはブラボーと盛大な拍手で盛り上がりました!

今回、中嶋野々子が藤井公・利子作品「砂漠のミイラ」に出演させて頂きました。
私も、藤井公先生と庄司裕先生の作品に多く出演させて頂きました(庄司裕「八月の庭」には初演、再演共に出演)。

上演前の映像で、ダンスの歴史、先生方のインタビューに答えられているところや、舞台写真、稽古風景が映し出された時は、一気に○十年前にタイムスリップしました。熱い情熱を持って、次から次へと新作を発表されていた先生方、そしてその作品へ出演する喜びに包まれて稽古に汗を流した日々を思い出し、感動で胸が震えました。

この公演で長きに渡り、数え切れない程の作品を発表なさった先生方の素晴らしさや異才ぶりを全てわかるものではありませんが、その一端でも記録していきたいという企画に、関係者一丸となって新たに創り上げていった労に、感謝したい気持ちでいっぱいです。

3人の偉大な先生方も天国でご覧になっていらっしゃったことでしょう。
その意志、遺伝子を受け継いだ者たちが、舞踊の歴史を途切れさすことなく繋いでいらっしゃることに敬意を表し、私も舞踊に携わるものとして、真摯に向き合い、活動して参りたいと強く願った公演でした。

原久恵